犬くん
まったく新しい問題が出ると間違えちゃうんだ。
博士
ちゃんと教科書を読みこんで理解しないと……
犬くん
博士
それにはTAC出版『通関士 過去問スピードマスター』がおすすめじゃ!
本書の特徴
『通関士過去問スピードマスター』は、通関士の過去問題を使用して作られた、問題集です。
10年分の過去問を分析して問題形式別、論点別に整理してあり学習者が使用しやすく作られています。
- 第1編・肢別編
- 第2編・語群選択編
- 第3編・申告書編
- 第4編・最新本試験問題編
という構成になっています。
第1編・肢別編
このセクションでは、過去10年間の関税法等、通関業法の選択式問題、択一式問題(穴埋め問題以外)を論点別に分けて、一問一答式問題にしてあります。
一問一答式になっているため、通関士試験の過去問をそのまま勉強するよりも勉強しやすいです。
左が問題、右が解答、解説になっており、紙等で隠して問題をとき、すぐに解答、解説を見ることができます。
また論点別に重要度が示されているため、時間のないときは、重要度が高いものから勉強することもできます。
また過去10年分もあるのでボリュームもたっぷりです。
犬くん
最初はみこ会アプリで勉強していたのだけど、みこ会アプリは5年分だったので、範囲の広い関税法等をマスターするにはちょっとボリューム不足だった。
『通関士 過去問スピードマスター』で10年分の過去問を勉強をすることによって、関税法等もかなり正答できるようになったよ。
カッパくん
関税法等を教科書の読み込みではなくて問題演習を通して勉強したい人には、ちょっと足りないんだ。
使用している通信講座の過去問のボリュームが足りない人にはこの問題集がおすすめだよ。
博士
犬くん
通関業法も油断していたら合格点を取れないかもしれないしね。
第2編・語群選択編
第2編は通関業法、関税法等の語群選択編の形式の問題演習になります。
語群選択編は『どこでもできる通関士』や『通関士試験まるわかりノート』の巻末付録の方がボリュームもあり、教材として優秀だとは思いますが、問題演習はすればするほど身につくので、第1編・肢別編のついでにこちらも勉強しましょう。
選択式問題や、択一式問題よりも正答しやすいので、ぜひ全問正解に近づけたいところです。
<参考記事>
片山立志著『どこでもできる通関士 選択式徹底対策』
日本関税協会『通関士試験まるわかりノート』
第3編・申告書編
申告書問題が1年分入っています。
通信講座を受講していたり、他の過去問問題集を使っている人はそちらにも同じ可能性が高いので飛ばしてもよいでしょう。
第4編・最新本試験問題編
最新の本試験問題を全問掲載しています。
こちらも通信講座を受講していたり、他の過去問問題集を使っている人はそちらにも同じ可能性が高いので飛ばしてもよいでしょう。
まとめ
『通関士過去問スピードマスターは』は、10年分の通関士試験の選択式問題、択一式問題の過去問からセレクトされているのが大きなポイントです。
多くの教材が5年分の過去問をベースにしているので、それらには取り上げられていない問題が取り上げられているからです。
特に関税法等は出題範囲が広く5年程度の過去問の演習では合格点を取ることができません。
関税法等を教科書を読みこんで知識を身に着けるのが難しいと感じたら、『通関士過去問スピードマスター』を購入して問題演習量を増やすのがよいでしょう。
また『通関士過去問スピードマスター』は左に問題、右に解答、解説という形式になっており、使いやすいです。
640ページ以上ありちょっと分厚くて重いのが難点ですが、B5サイズで、大きなカバンであれば持ち運びもできます。
博士
関税法等が苦手な人の補助教材としておすすめじゃ。
犬くん
資格の勉強はニガテ……と思っている人はまずは通信講座で勉強して、この問題集はサブにするほうが無難だよ。