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通関士試験の関連資格

通関士試験の関連資格

はじめに

この記事では通関士試験と相性がよさそうな資格をまとめてみました。

初心者からチャレンジできる資格

貿易実務検定

貿易実務検定を開催しているマウンハーフジャパンの有名資格です。
C級からA級まであります。
貿易の物、書類、お金の流れをメインに貿易に関する知識が学べます。
貿易マーケティング(B級から)や貿易英語も試験範囲です。

貿易実務未経験者はまずC級を取得して、就職活動をするのがよいと思います。
実際そういう人も多いです。
B級までは取得者が多く、中にはB級取得してから貿易の仕事についたという知り合いもいました。
知名度が高く、国際物流に関する仕事をしている人は持っている人が多い印象です。

また貿易に関するシステムを開発するエンジニアさんがC級を取得されたという話も聞いたことがあります。

つまりみんなこれぐらいの内容は勉強しているわけですから、国際物流に関する仕事をしていて、まだこの資格にチャレンジしていない人は勉強した方がよいのではないでしょうか?

C級の英語はちょっと特殊で、英語力があっても試験対策しないとまったく点がとれませんが、B級以降はもともとの英語力も大切になります。
逆に英語が得意な人は有利なので挑戦してみるとよいでしょう。

3教科ありますが、すべての科目の合計点で合否が決まりますので、苦手科目があっても得意科目でカバーできます。

C級は年5回、B級は年3回在宅でWeb試験。A級は年1回のみ東京、名古屋、大阪の会場試験になります。
A級は毎年通関士試験と同じ日に開催されているようです。
参考 貿易実務検定貿易実務検定

通関ビジネス実務検定

貿易実務検定を開催しているマウンハーフジャパンの2021年12月から始まった資格試験。
年に2回、在宅でのWeb受験になります。
通関士試験の規則的な知識プラス国際物流の実践的な知識が問われる資格試験です。

将来的にはA級までできる予定のようですが、今のところC級までしかありません。

C級は初歩的な内容ですので、通関士試験にこれからチャレンジする人や、通関士を受験するほどではないけれど、貿易や通関に関わっている人が知識をつけるために勉強するのにいいと思います。
私もこの資格のC級を取得していますが、貿易実務検定のC級よりも若干難易度が高めです。
通関ビジネス実務検定|通関士試験の予備試験にぴったり!!|難易度はどれくらい?

貿易実務経験者向け資格、ニッチな資格

いまからご紹介する資格は、未経験者向けではなく、経験者が知識のブラッシュアップとして学ぶための資格です。

EPAビジネス実務検定

こちらもマウンハーフジャパンの検定試験です。
現在C級とB級級があり、将来的にはA級までできる予定です。
EPAを利用して関税を削減するという実践的な知識について学べます。
通関の仕事をしている人は関連性の高い資格でしょう。
通関士に合格した後に取得したい資格ですね。
(通関士勉強中にC級を取得した人もいます。原産地規則の問題を解くのに役に立ったそうです)
通関ビジネス実務検定と試験範囲が重なる部分が多い印象でした。
参考 EPAビジネス実務検定EPAビジネス実務検定|日本初のEPA/FTAのスキルの証明

安全保障輸出管理実務能力認定試験

安全保障輸出規制に関する知識の資格です。
日本から輸出された製品が武器に転用されて国際平和を乱さないようにこの制度があります。
輸出の際重要なポイントで、よく確認しないとこれが理由で直前で輸出できなくなってしまうこともあります。うっかり軍事転用できるものを輸出してしまうと罰せられます。
そんなことにならないように、知識をつけることはとても有効です。

安全保障輸出管理実務能力認定試験は
初級(STC Associate)
中級(STC Advanced)
上級(STC Expert/STC Legal Expert)
の3段階があります。
毎年1月末に1回のみ。
試験日は平日です。

試験実施団体のホームページに試験対策用イーラーニングもあり比較的気軽に学べそうです。
参考 実務能力認定試験安全保障貿易情報センター(CISTEC)
参考 STC Associateの合格 体験記【安全保障輸出管理実務能力認定試験】教科書に載っていない現場目線の国際物流ブログ

IATA DIPLOMA (ディプロマ) 試験

航空便の資格。
国際的な資格ですべて英語で行われ、公式テキストも英語です。
遠隔オンライン受験ですので、受験しやすそうで、かつ難易度もそれほど高くないようですが、受験料が高額で受験をためらってしまいます。
参考 IATA ディプロマ航空貨物運送協会
参考 IATA認定危険物セミナー「JACISリカレントコース(標準)」 試験対策と体験談教科書に載っていない現場目線の国際物流ブログ

AIBA認定貿易アドバイザー試験

JETRO貿易アドバイザーの後継資格。
合格すればAIBA認定貿易アドバイザーを名乗れます。
毎年1回、11月に1次試験(筆記)と1月に2次(面接、小論文)試験があります。

一度受験したことがありますが、超難関です。
合格者のプロフィールを読んでみてもほとんどが貿易実務ベテランの方ばかり。
高い英語力も必要です。
1次試験は貿易英語、貿易実務、国際マーケティングの3教科で、出題傾向は貿易実務検定A級と似ている印象でした。
取得した人は資格名通り、貿易アドバイザー、コンサルタントとなることが想定されています。
合格し入会金、年会費を支払えばAIBA会員になり、会員との交流や情報交換、勉強会への参加ができます。
参考 AIBA認定貿易アドバイザー試験AIBA認定貿易アドバイザー試験
参考 貿易アドバイザー協会(AIBA)通関士試験みこ

国際複合輸送士

海上輸送を使った国際複合輸送サービスの専門的な知識・ノウハウを学ぶ資格。
通関業者、フォワーダーの方はこの資格をもっていらっしゃる方が多いようで、名刺に記載していらっしゃるのをよく見かけます。
試験内容は他の資格では漏れている部分が学べそうで、役に立ちそうです。
ただ約1か月の期間平日に10日間ほど講習を受講しないといけません。
他の資格みたいにテキストと試験を使った取得方法もできればよいのに残念です。

受講対象者は国際複合輸送関連業務で3年以上の経験を持ち、国際複合輸送の専門技術者を目指す人または国際複合輸送担当の中堅管理者で、所属店社の推薦を受けた人、となっています。
参考 国際複合輸送士資格認定講座一般社団法人国際フレイトフォワーダーズ協会

英語

貿易書類はほぼ英語なので最低限の英語力はあった方がよいでしょう。
ただ貿易事務の場合は求人広告を見たところTOEIC600点ぐらいあればOKのようです。

TOEIC

超有名資格ですのであえて説明しません。
他にも英検、TOFFLE等、英語資格はいろいろありますが、勉強のしやすさや知名度からいって、社会人になってから取得するのは、TOEICが一番良いと思います。
求人広告の記載でも求められる英語力もTOEICが基準となっていることが多いです。

日商ビジネス英語検定

貿易の英語というと日商ビジネス英語検定試験です。
昔チャレンジしたことがありますが、教材が少ないので勉強がしにくい印象でした。

英語学習はある程度教材がそろっているTOEICや英検をメインにした方がよいと思いますが、貿易に特化した英語が学べるので、もし対策講座を受ける機会があれば日商ビジネス英語検定の勉強するのもよいでしょう。
スピーキングやライティングも試験範囲になっているのはいいですね。

参考 日商ビジネス英語日本商工会議所・各地商工会議所

関連がありそうな資格

危険物取扱者 乙4

国際貿易で危険物の扱いはしばしば問題になりますので、危険物に関する知識があればかなり重宝されることでしょう。
日本の危険物に関する規制と、国際物流のときの規制は違い、この試験は国内の規制に関する資格になります。
本当は知識として重要なのは船舶等の方ですが、国際物流も日本国内から始まります。

日本国内での輸送や保税地域での危険物の扱いが問題になることもありますので、この資格も取得するのもいいのではないかと思います。

また倉庫業と通関を兼ねている企業も多いです。
実際に貿易実務をされていてこの資格を取得して役立てていらっしゃるかたもいるようです。
類ごとに資格があるのですが、4類が一番役にたつようです。
参考 危険物取扱者 乙4 独学 合格体験記教科書に載っていない現場目線の国際物流ブログ

最後に

以上通関士に関連する資格についてご紹介しました。
就職や転職に役に立つ知名度のある資格は通関士以外は、貿易実務検定、TOEICぐらいだと思いますが、貿易に関する仕事をしているのなら、どれも取得する意義がある資格だと思います。

貿易の仕事をするにあたって知識は非常に重要です。
それを先人が資格試験として知識を体系立ててくれて、教科書も作ってくれているのですからありがたいことです。

 

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